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IV. 蔵書目録
価格の形状から将来の動きを予測するパターン
上昇三角形、下降三角形、対称三角形。価格が一点に向かって収束していくとき、参加者は何を待っているのか。三角形は合意が解けていく過程の記録である。
急落の後に起きる一時的な自律反発を、本格反転と取り違える罠。戻りは続かず、やがて下落が再開して安値を更新する。死んだ猫でも高く落とせば跳ねる。
トレンドラインと平行な戻り線の間を価格が往復するチャネル。ライン際の逆張りと、チャネル離脱での順張りブレイクは、同じ二本の線に対する別々の戦略である。
水平なサポートとレジスタンスの間で価格が往復するパターン。レンジ内売買とブレイク待ちは、同じ形に対する全く異なる戦略である。
最も有名な反転チャートパターン。3つの山が語るトレンドの限界、ネックライン、目標値の測り方、そして「綺麗すぎる三尊」の罠。
2つの山、2つの谷。最もシンプルな反転パターンが示す「2回目の試しの失敗」。ネックライン、目標値、そしてM・Wが完成する瞬間。
三度の試し、三度の失敗。出現は稀だが、確信の重みが違う。ダブルトップより強固な反転パターン。
急騰・急落の後の小休止。短命なほど信頼でき、長引けば崩れる。旗竿(フラッグポール)から目標を測る継続パターン。
上昇ウェッジは弱気、下降ウェッジは強気。同じ方向に傾いた2本の線が収束していくとき、トレンドはすでに息切れしている。
週単位・月単位の長い時間をかけて描かれる、緩やかなU字とその逆さま。ショックのない反転。静かに進む保有の入れ替わりの記録。
緩やかなリードインから投機で急勾配のバンプが膨らみ、トレンドラインを割って急反転する3局面の反転パターン。Bulkowskiが定義した過熱の崩壊を市場心理から読み解く。
トレンドの一段目と二段目はほぼ同じ値幅になる。一段目の幅を保ち合いのブレイク地点から投影し、目標値を測る考え方。上昇・下降の両方で使う。
レジスタンス上抜けやサポート下抜けが一瞬で戻して逆行する罠。ブレイク失敗の典型と、ダマされた側の損切りを糧にする逆張りの読み方。
ハーモニックの基本単位となる4点の反転パターン。第一波と調整、伸びの三つの脚がフィボナッチ比率で結ばれ、Dの反転候補ゾーンを浮かび上がらせる。価格と時間の対称性に群衆の見積もりが映る。
新高値の後にしばらく高値を更新できなければ、その揉み合い範囲が一つの「箱」として確定する。箱の上限を出来高を伴って抜けたら買い、損切りは箱の下限。利益を伸ばしながら箱ごとに損切りを切り上げるトレンドフォロー手法。
丸みのある天底や分散の局面を経ず、ほぼ垂直に上げて(下げて)即座に反転するスパイク型の転換。事前の前兆が乏しく、群衆の確信が一瞬で裏返ることで鋭く速い反転を生む。
隣り合う2本の長いヒゲが2本の管のように並ぶ、鋭く短期で決まる反転。週足で出来高を伴うほど信頼でき、群衆の投げと買い戻しが一気に交差した跡を読み取るパターン。
U字型のカップ、その縁での小さなハンドル。William O'Neilが広めた継続パターン。長い往復の後の、最後の振り落とし。
コモン、ブレイクアウェイ、ランナウェイ、エグゾースチョン。ギャップは「昨日の価格はもう存在しない」という合意の断絶。出来高と位置がその意味を語る。
両側を窓(ギャップ)に挟まれた、文字通りの離れ小島。短い滞在時間に閉じ込められた参加者の急速な投げが、反転を加速させる。
三角形の逆。値幅が時間とともに広がっていく不安定なパターン。高値と安値が共に更新され続ける、感情の極端化の記録。
拡大型から三角形への変容。感情の爆発が疲労と諦観に変わっていく、稀少で主観的な反転パターン。
XABCDの5点をフィボナッチ比率で結ぶ調和反転パターン。最後のDが0.786戻しのPRZに収まると、行き過ぎを測った群衆の手が止まり、反転が始まる。
XABCDの5点で描くハーモニック反転パターン。終点DがXAを1.272〜1.618に拡張し、起点Xを超えて行き過ぎた末端で反転を狙う。深い深度が示すのは、伸び切ったトレンドへの最後の追随とその枯渇という市場心理だ。
XABCDの五点で描くハーモニック反転パターン。Bを浅く戻し、Dを深く沈める非対称が見分けの核心。深いDの反転帯で逆張りし、損切りをXの先に置けるためリスクを限定しやすい。
Xを大きく超えて伸びきった一点で、群衆が「もう止まらない」と確信したその瞬間に反転を狙う。ハーモニックの中で最もDが遠くまで伸びる、最も極端な反転パターン。
XABCDの五点で描くハーモニック反転パターン。Cが起点Xを超えて伸び切った後、XCの0.786まで戻したDで反転を狙う。Dの測り方をXAではなくXCに取るのが、他のハーモニックと決定的に違う点。
天底へ向かう3つの対称な推進波からなる反転パターン。各ドライブはフィボ拡張で伸び、間の調整はフィボ戻しで収まる。価格でも時間でも対称になった3つ目の完了点が、トレンドの消耗による反転点になる。
ビル・ウォルフが体系化した5点の均衡反転パターン。波5がトレンドラインを一時的に行き過ぎたところを反転候補とし、点1と点4を結んだ線へ価格が戻ろうとする力を読む。
三尊の変種にあたる反転パターン。高値更新の直後に直近安値を割って構造が崩れ、最後に左肩の高値まで戻ったところを狙う。前回高値に置かれた逆指値を刈りにいく機関の動きを心理で読む。
約2か月で価格が倍近くまで急騰し、そのあと浅く短い保ち合いで耐える稀な強気継続パターン。急騰の勢いが衰えず、押しが浅いほど買い手の確信が強い証拠になる。
Jの字を寝かせたような、丸い底から立ち上がる継続パターン。上昇トレンドが浅く丸く押してから再び上放れる。カップに似て見えるが左右非対称で、群衆の迷いと再加速がこの曲線に刻まれる。
2本の長いヒゲのスパイクが、1本の足を挟んで並ぶ鋭い反転。間に挟まる一本の分だけパイプより緩いが、群衆が同じ水準で二度はね返された記憶が反転を支える。