Xを大きく超えて伸びきった一点で、群衆が「もう止まらない」と確信したその瞬間に反転を狙う。ハーモニックの中で最もDが遠くまで伸びる、最も極端な反転パターン。
クラブとは、XABCDの五点で描くハーモニック反転パターンである。
その特徴は一言で言える。ハーモニックの中で、Dが最も遠くまで伸びるということだ。
最後の脚CDが最初の脚XAを大きく追い越し、Xの水準をはるかに超えた一点まで価格が伸びきる。そして、誰もが「この勢いはもう止まらない」と感じたまさにその場所で、シャープに反転する。これがクラブの骨格だ。
考案したのはスコット・カーニーで、ハーモニックパターン群の一つに数えられる。仲間のバタフライやバットと同じXABCDの枠組みを使うが、Dの到達点が最も極端という点で際立っている。
ここで大切なのは、クラブが「形」そのものよりもフィボナッチ比率の組み合わせで定義されるパターンだという理解だ。Bの戻し、CDの拡張、そしてDの位置。この三つの比率がそろって初めてクラブと呼べる。比率が外れていれば、似た形でも別物である。
PRZ(反転が起きると見込む価格帯=Potential Reversal Zone)が狭く、エントリーと損切りの距離を小さく保てる。だからこそ精度が高いとされる一方、Dまで待つ忍耐と、伸びきった相場に逆らう胆力が要る上級者向けのパターンだ。
How to Read · 使い方
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