XABCDの5点で描くハーモニック反転パターン。終点DがXAを1.272〜1.618に拡張し、起点Xを超えて行き過ぎた末端で反転を狙う。深い深度が示すのは、伸び切ったトレンドへの最後の追随とその枯渇という市場心理だ。
バタフライとは、XABCDの5つの点をフィボナッチ比率で結んで描く、ハーモニック反転パターンである。
最大の特徴は、終点Dが起点Xを「超えて」伸びることにある。価格はトレンド方向へ行き過ぎ(エクステンション)し、出発点だったXを通り越したところで力尽きて反転する。多くの反転パターンが「直前の高安の手前」で折り返すのに対し、バタフライは直前の極値を抜けた、さらにその先で待ち構える。
スコット・カーニーが定式化したこの形は、強気版なら下降の末端でDが安値を更新して買い反転を狙い、弱気版なら上昇の末端でDが高値を更新して売り反転を狙う。
ここで覚えておくべきは、バタフライが伸び切ったトレンドの最終局面での逆張りになりやすいということだ。Dが深いということは、それだけ「最後のひと伸び」に多くの参加者が乗った後の枯渇を捉えにいくことを意味する。
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