チャートパターン
中級5分で読めます2026-05-14この記事は会員限定です

ラウンディング・ボトム/トップ(受け皿型)

週単位・月単位の長い時間をかけて描かれる、緩やかなU字とその逆さま。ショックのない反転——静かに進む保有の入れ替わりの記録。

ラウンディング・ボトムラウンディング・トップ受け皿型鍋底型反転チャートパターン

概要

ラウンディング・ボトム(Rounding Bottom)は、価格が緩やかなU字を描いて反転していくパターンである。日本語では「受け皿型」「鍋底型」とも呼ばれ、英語圏では "saucer"(受け皿)の名で広く知られる。上下逆の形は「ラウンディング・トップ」と呼ばれ、天井で形成される逆U字の反転パターンだ。

V字底や三尊と決定的に違うのは、その時間軸である。V字底が数日から数週間で完結する急激な反転であるのに対し、ラウンディング・ボトムは数週間から数ヶ月、時には1年以上をかけてゆっくりと底を描く。鋭いショックも、明確な転換点もない——気がつくと底を打ち、気がつくと上昇に転じている。

このパターンの本質は、ショックの不在である。パニックではなく忍耐、急騰ではなく蓄積。市場の最深部で静かに進行している保有者の入れ替わり——「弱い手」から「強い手」への移行——を、滑らかな曲線が記録している。

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