緩やかなリードインから投機で急勾配のバンプが膨らみ、トレンドラインを割って急反転する3局面の反転パターン。Bulkowskiが定義した過熱の崩壊を市場心理から読み解く。
バンプ・アンド・ラン・リバーサル(Bump-and-Run Reversal、略してBARR)は、行きすぎた投機が自重で崩れる瞬間を描く反転パターンである。
考案者はThomas Bulkowskiで、彼の著書『Encyclopedia of Chart Patterns』で体系化された。もともとは不動産や絵画の過剰評価を観察する中で見つけた形だという。
このパターンが他の反転パターンと違うのは、「行きすぎ(overshoot)」そのものを構造に組み込んでいる点だ。三尊やダブルトップが「上昇トレンドが力尽きる」過程を描くのに対し、バンプ・アンド・ランは「正常な上昇が、途中から異常な急騰に変わり、その急騰だけが崩れる」過程を描く。
構成は3つの局面に分かれる。
How to Read · 使い方
NASDAQ:AAPL
天井で形成されるのが基本形(売りシグナル)で、上下を反転すれば底での買いシグナルにもなる。本稿では主に天井型を扱う。