出来高系
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クリンガー・ボリューム・オシレーター (KVO)

方向・出来高・値幅という三つの要素を組み合わせて「マネーフロー」の長期的な流れを捉えつつ、短期の転換にも反応する高度な出来高オシレーター。

出来高KVOクリンガーオシレーターダイバージェンス

概要

クリンガー・ボリューム・オシレーター(Klinger Volume Oscillator、KVO)は、スティーブン・クリンガーが1997年に発表した出来高系オシレーターである。OBVやA/Dラインに代表される単純な累積型と異なり、KVOは「長期のマネーフローを追いながら、短期の反転にも遅れず反応する」という、二つの相反する要請を一本のラインに両立させようとした野心的な指標だ。

KVOの土台には、ボリューム・フォースという独自の中間量がある。これは、その日の出来高に対して「方向」と「強度」の重みづけを施した値で、単純な出来高そのものではなく、出来高に込められた意志の総量を測ろうとする概念である。そのボリューム・フォースを長短二本の指数平滑移動平均(EMA)の差として表したものがKVOだ。

複雑な計算式の背後にあるのは、価格・出来高・値幅の三つの情報を一本のオシレーターに圧縮し、マネーフローの調子を読むという一貫した思想である。

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