中級7分で読めます2026-05-13この記事は会員限定です
ボリンジャーバンド (Bollinger Bands)
移動平均線に標準偏差の帯を被せた指標。スクイーズ、バンドウォーク、±2σの本当の意味——そして「バンドにタッチしたら逆張り」という最大の誤用。
ボリンジャーバンド標準偏差ボラティリティ移動平均スクイーズ
概要
ボリンジャーバンドは、1980年代にジョン・ボリンジャーが考案した指標で、移動平均線の上下に「標準偏差(σ、シグマ)」の幅を持たせた帯(バンド)を描く。
中心線は単純移動平均線(標準では20期間)。その上下に、±1σ、±2σ、±3σの線を引く。価格のボラティリティ(変動の激しさ)が大きいときバンドは広がり、静かなときは狭まる。価格そのものではなく、「価格がどれだけ激しく動いているか」を可視化するのが本質だ。
ボリンジャーバンドは、テクニカル指標の中でも特に誤用が多いことで知られる。考案者のジョン・ボリンジャー自身が「バンドへのタッチは売買シグナルではない」と何度も警告しているにもかかわらず、多くの商材が「+2σにタッチしたら売り、-2σにタッチしたら買い」という単純な逆張りを教えている。本稿ではその誤用も含めて扱う。