価格変化を二重EMAで平滑し、その絶対値の二重平滑で割って正規化したモメンタム指標。滑らかでありながら遅延が少なく、ゼロライン・シグナル線・ダイバージェンスで方向を読む。
TSI(True Strength Index、真の強さ指数)は、ウィリアム・ブラウが1991年に『Technical Analysis of Stocks and Commodities』誌で発表したモメンタム系オシレーターである。
発想の起点はシンプルだ。 価格の前日比、つまり**モメンタム(変化量)**を測る。
ただし生のモメンタムはノイズだらけで、そのままでは使い物にならない。 そこでブラウは、この変化量に対して指数移動平均(EMA)を二度かけて滑らかにした。
問題はここからだ。 平滑したモメンタムは「いまどれだけ強く動いているか」を表すが、その値の大きさは銘柄や局面によってバラバラで、上限も下限もない。
ブラウの工夫は、この平滑済みモメンタムを、変化量の絶対値を同じように二重平滑したもので割ることだった。 分子(方向を持った勢い)を分母(方向を無視した勢いの大きさ)で正規化する。 これにより値は −100 から +100 の間に収まり、銘柄をまたいで比較できる、滑らかで遅延の少ないオシレーターになる。
How to Read · 使い方
NASDAQ:AAPL