上昇トレンド中の銘柄が値幅と出来高を段階的に収縮させてベースを作り、出来高増を伴ってピボットをブレイクする局面を取るグロース株手法。供給枯渇とタイトな損切りが生む高いリスクリワードを、具体的なルールと崩れる条件まで実戦的に解説する。
この手法が取りに行くのは、供給が枯れた瞬間 だ。
強い上昇トレンドにある銘柄が、上げ続けた後に休む。 その休み方には、二つの種類がある。 だらだらと崩れて売りが続く休みと、押すたびに値幅が浅くなり、売りが先細っていく休みだ。
ボラティリティ収縮パターン(Volatility Contraction Pattern、VCP) が見ているのは後者である。
ベース(保ち合い)の中で、押し(調整)の深さが回を追うごとに浅くなる。 30%下げ、次は15%、その次は8%、最後は5%。 同時に、出来高が枯れていく。 売りたい人間が、もう売り尽くしてしまったサインだ。
供給が枯れた状態でブレイクが起きると、わずかな買いでも価格が素直に伸びる。 受け渡したい玉がないからだ。 ここに大きな出来高が突き刺さると、需給は一気に買いへ傾く。
VCPの優位性は、当てることにはない。 売り手が枯れたタイトな一点(ピボット)で買い、その直下に極めて近い損切りを置けること にある。 小さなリスクで大きな伸びを狙える。 この非対称こそが、Mark Minervini が体系化したこの手法の核だ。
How to Read · 使い方
NASDAQ:AAPL