前日終値と当日始値の窓を取引する手法。小〜中の窓は日中に埋まりやすく逆張り(フェード)、強い材料を伴う大窓は順方向に伸びやすく継続。判別軸と数値ルール、期待値の論理、取り違えたときの損害まで踏み込む。
寄り付きギャップ戦略は、**前日終値と当日始値のあいだに空いた窓(ギャップ)**を取引する。
夜間に注文が溜まり、寄り付きで一気に処理される。 その瞬間に前日の引け値から飛んだ価格こそ、夜のあいだに溜まった期待と恐怖の塊だ。
この手法が取りに行くものは2つに分かれる。
ひとつはフェード。 小さな窓の多くは合理的な根拠が薄く、寄り付き後に少しずつ埋め戻される。窓と逆方向に張り、前日終値への回帰を取る。
もうひとつは継続。 決算やガイダンス、買収報道のような強い材料を伴う大きな窓は、新情報の織り込みが一日では終わらず、窓の方向に伸び続ける。窓と同方向に乗る。
同じ「窓」を見ながら、片方は逆張り、片方は順張りになる。 この振り分けを間違えると、フェードのつもりで大きな材料窓に逆らい、一日で致命傷を負う。 本稿の核心は、振り分けの判別軸を数値で持つことにある。
How to Read · 使い方
NASDAQ:AAPL
判別の3つの軸を、結論から先に置く。
この3軸はあとで一つずつ具体化する。