重要な一点を起点に置き、その日以降に取引した全員の平均建値を一本の線で描く出来高加重平均。起点を選ぶことは、どの群衆の損益を物差しにするかを選ぶことに等しい。
アンカードVWAP(Anchored VWAP、アンカーVWAP)は、通常のVWAPを「任意の起点から計算し直せる」ように拡張した出来高加重平均価格である。トレーダーのブライアン・シャノンが広めた使い方として知られる。
通常のVWAPは、毎日のセッション開始を強制的な起点とする。その日の寄り付きから引けまでの平均建値しか見えない。
アンカードVWAPはこの縛りを外す。主要な安値、主要な高値、決算発表のバー、出来高が急増したバー、節目となったニュースの日。 こうした「市場の記憶に残る一点」を自分で選び、そこを起点として平均建値を積み上げていく。
起点(アンカー)以降に取引した全参加者の平均コストが、一本の線として浮かび上がる。価格がその線の上にあれば、起点以降に買った人々は平均して含み益。下にあれば含み損。それだけのことだが、含み損益の境界線は群衆の行動を強く規定する。
How to Read · 使い方
NASDAQ:AAPL