トレンド系
中級7分で読めます2026-05-14この記事は会員限定です

アルーン (Aroon Indicator)

「最後の極値はどれだけ最近か」を測る、トレンドの『鮮度計』。値動きの方向ではなく、その方向の若さを問う、トゥシャール・チャンデの異色のトレンド指標。

アルーンAroon UpAroon DownAroon Oscillatorチャンデ

概要

アルーン指標は、1995年にトゥシャール・チャンデが発表したトレンド指標である。サンスクリット語で「夜明け」を意味する "Aroon" の名前が示すとおり、トレンドの「始まり」と「終わり」を捉えること を目的に設計された、やや異色の発想を持つ指標である。

ほとんどのトレンド指標が「価格がどちら方向に、どれくらい動いたか」を測るのに対し、アルーンが問うのは 「最後の極値(最高値・最安値)から何本のローソク足が経過したか」 という、極めて時間軸的な問いである。トレンドの強さを「直近の極値の鮮度」で測る——この発想自体が、ユニークである。

アルーンには三つの構成要素がある。Aroon Up(直近の最高値からの経過時間)、Aroon Down(直近の最安値からの経過時間)、そしてその差をとった Aroon Oscillator である。前二者は0〜100、後者は−100〜+100の範囲で振動する。

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