短期から長期まで4つの異なる期間のモメンタムを束ね、重みを付けて1本の線にまとめたオシレーター。バラバラに見えるサイクルの足並みが揃った瞬間に、大局のトレンド転換が起きるという発想を可視化する。
KST(Know Sure Thing)は、テクニカル分析家のマーティン・プリングが考案したモメンタム・オシレーターである。
名前は「確かなことを知る」という意味で、プリング一流のユーモアが込められている。相場に確実なものなどないと知った上で、それでもできるだけ確かな転換のサインを掴もうという指標だ。
KST が解こうとした問題はシンプルだ。単一の ROC(変化率)は、見る期間によって示す向きがてんでバラバラになる。短期の ROC が上を向いていても、長期の ROC は下を向いている、ということが当たり前に起きる。
そこでプリングは、短期・中期・長期にまたがる4つの ROC を平滑化し、長い期間ほど重く重み付けして1本に合算した。
バラバラに動く複数のサイクルを束ねることで、短期のノイズに振り回されず、相場の大きな足並みが揃った瞬間だけを浮かび上がらせる。それが KST の狙いだ。
How to Read · 使い方
OANDA:XAUUSD