秘伝の書
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サヤ取り・ペアトレード ── 相関の収束を取る統計裁定

相関の高い2銘柄の価格差(サヤ)が平均に回帰する性質を利用する。マーケットニュートラルという概念、5ステップの手順、そしてLTCMを破綻させた「逆ナンピン」の罠。

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コア概念 ── なぜサヤは平均に戻るのか

サヤ取り(ペアトレード、統計裁定)は、機関投資家やヘッジファンドが古くから使ってきた手法だ。検証本に収録された98手法のうち、このカテゴリに該当するのはわずか約4本——少数派だが、他のどのカテゴリとも異質な論理を持つ。

発想はこうだ。相関の高い2つの銘柄(通貨)の価格差(=サヤ)は、長期的には平均に戻ろうとする。 だから、サヤが普段より大きく開いたときに「開いた側を売り、縮んだ側を買う」両建てを仕込み、サヤが平均に戻ったら両方決済する。差額の変動だけが収益源になる。

たとえば豪ドル円とNZドル円は、ともに資源国通貨で経済構造が似ている。だから普段は同じような動きをし、両者の価格差は一定の範囲内に収まる。ところが何らかの材料で片方だけが大きく動くと、サヤが普段より開く。だが時間が経てば、相関が機能してサヤは平均値に回帰する——これがサヤ取りの根本原理だ。

How to Read · 使い方

OANDA:USDJPY

ペアトレード——上段に相関2銘柄の乖離と収束、下段にサヤ(A−B)の拡大→平均回帰、+2σで両建てエントリー
上段は相関ペアA・Bが一時的に乖離し再び収束する様子。下段はその差分(サヤ)の振る舞いで、+2σまで開いた局面でAを売りBを買うエントリーを入れ、平均回帰したら両方決済する。OANDA:USDJPY をライブで見る →

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資金管理、規律、心理。手法の手前に置かれた章は、相場に長く居続けるための骨格を綴ります。閲覧には所定の申請をいただき、当方で内容を確かめたうえで入室を判断します。

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